豊かな山々にいだかれたにし阿波の地には、山からもらった食の恵みがあふれている。
清流でしか育たない川魚、寒暖の差があるほど旨味が増す蕎麦、
大地から時間をかけて湧き上がってきた水で作る酒や豆腐やそうめん。
山の人々が脈々と受け継いできた、長年の知恵と経験で生み出してきた素朴な味わい。
決して華やかではないけれど、一つひとつ手で仕上げていく温かな心のこもったおいしさは、
この地方ならではの極上のグルメ。
口にほおばると広がる地元の味を、ぜひ、ご賞味あれ。
豊かな山々にいだかれたにし阿波の地には、山からもらった食の恵みがあふれている。
清流でしか育たない川魚、寒暖の差があるほど旨味が増す蕎麦、
大地から時間をかけて湧き上がってきた水で作る酒や豆腐やそうめん。
山の人々が脈々と受け継いできた、長年の知恵と経験で生み出してきた素朴な味わい。
決して華やかではないけれど、一つひとつ手で仕上げていく温かな心のこもったおいしさは、
この地方ならではの極上のグルメ。
口にほおばると広がる地元の味を、ぜひ、ご賞味あれ。
そばを茹でてから乾燥させ、皮をのぞいたそば米を、
時間をかけてクツクツと煮込みます。
山菜や鶏肉を混ぜて炊いたそば米雑炊は、この地方ならではの郷土料理で、
昔は、平家の落人が、都をしのんでお正月に食べたといわれています。
プチプチとした食感が独特で、かむほどに風味が出てきます。
山深い渓谷が続くこの地方の魚といえば、美しい川で獲れた川魚です。
吉野川で育った川魚の代表は、何と言っても、鮎とアメゴ。
清流の苔を食べた徳島の鮎やアメゴは、他の川魚のようなくさみもなく、
爽やかな香り。
塩焼きにするとバツグンの風味が楽しめます。
平たい石の上(ひらら)で川魚と野菜を焼き上げる独特の郷土料理。
特徴は、味噌で土手をつくり、その中に鮎やアメゴをのせ、
野菜、豆腐、こんにゃくなどを加えて焼き上げること。
食材からあふれ出る旨味が石の上で少し焦げた味噌とからまり、
深い味わいになります。
ホド芋と呼ばれる地元のじゃがいも、豆腐、こんにゃく等、
地元産品を竹の串に刺し、味噌だれをつけて炭火で焼く郷土料理です。
くるくると回しながら焼くようすが、人形のでこに似ていることから、
この名がつけられました。
ホクホクの熱い芋、しっかりとした豆腐やこんにゃくと味噌だれの相性が二重マル。
美馬市で作られた青唐辛子を使った激辛の調味料。
輪切りの青唐辛子を、醤油、鰹節、ごま油などを加えてじっくり煮込んだ「みまから」は、
辛いけれど豊かな旨味がギュっと詰まった西阿波の味。
ご飯のお供や焼き飯の味付け、料理のアクセントなどに使えます。
剣山から長い年月をかけて流れ出る水は、澄んで美しく、すこぶるうまいと評判。
当然、酒づくりも盛んで、にし阿波は、知る人ぞ知る酒処。
甘口、辛口、濃い、淡いなど、さまざまな種類が揃い、酒好きの舌をうならせます。
毎年2月に開催する「四国酒まつり」は、にし阿波の恒例の行事です。